地域活性化とかなんとか。

土曜日の夜、八甲田山を思わせる猛吹雪の中

駅前とかちプラザにて
「中心市街地活性化のデザイン」?ハード&ソフトで進めるまちづくり?
ということで建築家の今井信博さんのお話しを聴いてきました。

商店街がゴーストタウン化した山口県宇部市の中心市街地活性化に取り組んでこられた事例を聴き、地域自体を物理的にも再構築するハード的なものと地域首長との協力関係、綿密なるデザイン提案でソフト面をカバーした実際の事例を訊くにとても気の遠くなりそうなことを着実に実行されているなぁ?ととても感動しました。

さてその中で佐世保市のアーケードの話が出ました。先に話のあった宇部市の再構築時に関係者から「佐世保も寂れている」なんてはなしもあったそうですが佐世保は物理的再構築無しで今もなお商店街としての活気を保っているのです。それはなぜか?今井さんは家賃を挙げられました。佐世保は積極的に家賃を下げ、空きテナントになるぐらいなら貸そう!という方向に動いているそうです。それでも何カ所か空きはあるのですが、宇部市の商店街とは比べものにならない活気です。

なぜ宇部市はそのように動かなかったのか。それは過去の栄光を忘れられないのです。昔は高い家賃でもテナントが入ったのです。そしてそのときに財をなして他にも不動産を持って資産家なので別に商店街のテナントが空きでもたいして痛くないのです。

あれ?同じようなことを業界関係者からきいたなぁと思ったのです。
そう、この帯広。

最後に今井さんに尋ねました。テナント賃料に関して帯広も宇部市と似たような状況と聞ききます。ではいま実際再構築されている宇部市ではどのように地主を納得させたのでしょうか?・・・

商店街の世話役的な人から説得して貰った。
でも更地になって綺麗な土地を見るに倍の賃料を言い出した主も居た。

とお話し頂きました。
地元の世話役からの説得。やはりこれが一番効くのですね。
それに過去の栄光は地域活性があったからこそ有ったこと。
その辺を忘れてらっしゃる。

帯広もその辺考えないと。

どことは言いませんがとあるビルはイベント臨時事務所としてのスペースに手を挙げたそうですが貸す段になって賃料アップ提示という姑息な手に出た前科があると聞きました。結局話はなくなったようですが、それでも良いようです。

帯広市中心市街地活性化協議会の方々がいらしていて検討中の書類にテナント賃料などその辺が一切無かったので今井さんに質問して他地域同様問題での回答を頂きましたが、このやりとりを聴いて帯広の計画の片隅にでも組み込まれるでしょうかね・・・

街のテナントを借りれない貧乏一個人のぼやきとして無視されるか、
これからの進行を生暖かく見守る所存です。

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