いろいろ支払いに行っているときに思い出したジョーク。
断片しか覚えていなかったから調べてみた。
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そのバーのバーテンは無双の怪力男だった。バーテンがグラスに絞ったレモンから,客が一滴でも果汁が絞れたら千ドルの賞金を出すといつも自慢していたのである。
もちろん今まで,力自慢の数多くの人が挑戦したが,誰も千ドルを手に入れることが出来なかった。
ある日,分厚いメガネをかけた背を丸めた小男がバーに入ってきて,キーキーしわがれ声でこう言った。「わたしもその賭けをやっていいですか」
周囲に笑い声がわき起こり,ニヤニヤしたバーテンは黙ってレモンの絞りかすを小男に渡した。
しかし,笑い声は,この男の握りしめた拳から果汁が1滴2滴としたたり落ちるてくると,シーンと静まりかえってしまった。結局のところ,小男はなんと30滴も絞ったのである!
驚愕したバーテンは千ドルを小男に払うと,敬意を込めて問いかけた。
「あなたは何をなさっている方ですか。木こりとか,もしかして何か武道でも?」
小男は答えた。「わたしは税務署に勤めています」
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ほんとな。無いところからでも取ってゆくからね。
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少年ミケノビッチは,どうしてもテレビゲーム機が欲しくて,神さまに100ドルくれるように手紙を書くことにした。
神さま宛の手紙を受け取った郵便局は,それを政府に発送し,大統領補佐官は,その無邪気な手紙が大統領を喜ばせるだろうと,多くの大統領宛の手紙の束にそれをもぐり込ませたのであった。
それを読んだ大統領は,ほほえましく思って,秘書に命じて,その少年に5ドルだけ贈ってやることにした。
小さな少年には,5ドルだけだって大金ですものね。
ミケノビッチ少年は,5ドルの現金書留に大喜びして,神さまにお礼の手紙を書くことにした。
はいけい 神さま
おかねを,どうもありがとうございました。
あなたさまは,せいふをつうじて,おかねをおおくりくださいましたが,いつものことながら,あのカスどもが95ドルも,ぜいきんをさしひいてしまいました。てんばつを,くだしてください。
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うーん子供にカスどもと言われる。
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ジュニア:「パパ。ひとつ聞いてもいい?」
ミケノビッチ:「なんだい」
ジュニア:「国の仕組みってどうなってるの?」
ミケノビッチ:「いい質問だ。よし。うちの家族を例にとってみよう。パパはお金を稼ぐから”経営者”だ。ママは家計を管理してるから”政府”だ。そして,パパとママに面倒を見てもらっているお前は”国民”だね。ウチで働いているメイドのミニーは”労働者”だ。赤ちゃんは・・・そう,”未来”だね。国の仕組みってこんな感じだよ」
ジュニア:「うーん。よく分からないや」
その夜,赤ん坊がおもらしをして,ひどく泣いていた。ジュニアは両親に知らせようと寝室に行ったが,ママが熟睡していただけだった。そこで,メイドの部屋に行った彼は,ドアの隙間からパパとミニーがベッドの上で夢中になっているのを見た。
しかたなく,ジュニアは自分の部屋に戻って寝てしまった。
次の朝・・・。
ジュニア:「やっと国の仕組みって分かったんだ」
ミケノビッチ:「ほう。えらいな。どれ,説明してごらん」
ジュニア:「ええとね。”経営者”が”労働者”をやっつけている間,”政府”は眠りこけているんだ。そして,”国民”は完全に無視されて,”未来”はクソまみれなんだよ」
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そう!未来はクソまみれだ。良く理解した。