20年前。
静内町春立(現在の日高郡新ひだか町静内春立)にある春立保育所に通っていた。
先日、引越で地域を離れる事になったときに撮影されたと思われるVHSが出てきた。
経年劣化で磁性体がおちる可能性も有ったのでDVDレコーダーへのダビング作業を
おこなった。
当時凄く高価だったホームビデオを先生が操作し、私たち兄弟を撮影した。
あとから聞いた話だが、先生もその時を機に北海道を離れ、長崎に行くということで、
その記念でもあり、ほかの児童にもビデオの主役の話が行ったらしいが、地域を離れる
我々に白羽の矢が立ったらしい。
20年前のビデオはおもったより画質も良かった。なぜかT-120のテープなのに60minしか
記録されていなかったが、保育所の一日の様子が映っていた。
もうあれから20年。
おととし、新町政になる前の春立を訪れた。
幸いながら帰宅寸前の現保育所の先生が居て、内部を見せていただくことに・・・
当時のままに残っていてあまりの感動に撮影を忘れていたのが悔やむところだが、
ビデオをみて改めておととし見たのは当時のままであることを再認識した。
新町政になり、統廃合で保育所は無くなるかも知れないという話しを聞いた。
もう、無いかも知れない。行って確認したいような、無い現実を見たくないような
複雑な気分だ。